会長挨拶

第107回日本消化器病学会九州支部例会

第107回日本消化器病学会九州支部例会
会長 能城 浩和
佐賀大学一般・消化器外科

このたび第107回日本消化器病学会九州支部例会を平成28年6月24-25日に第101回日本内視鏡学会九州支部例会の野田隆博会長とともに佐賀市で合同開催させていただくこととなりました。歴史ある本会をお世話させていただく機会を頂戴しましたことを心より感謝申し上げます。

消化器疾患の病態解明、診断と治療さらにサーベイランスのあり方などは日進月歩でそのキャッチアップはなかなか容易ではないことは言うまでもありません。そのため本会テーマはシンプルに「消化器病学の発展と伝承」とさせていただきました。数多くの消化器病学の情報から真実を求めて取捨選択を繰り返して発展し、その継続のために絶え間ないトレーニングと後輩への教育伝承をなさなければならないことを日常から重要なことと考えこのようなテーマとさせていただきました。

第107回日本消化器病学会九州支部例会では特別講演において腸疾患の診療で日本を代表する岩手医大の松本主之先生に最先端のお話をしていただき、教育講演では米国での移植医療を築き上げ、本邦の肝移植の立ち上げにも多大なご尽力をされた現聖マリア病院の藤堂省先生より医学教育に関する御講演を頂戴する予定です。また現在のIT技術の進歩が消化器病学の診療やカンファレンスに有用であると考え、九州大学光学診療部の清水周次先生のお力を借りて大腸内視鏡治療のライブデモを佐賀大学光学診療部と会場をつないで行う予定にしています。その他プログラムでは地方会の本来の目的にあうように若手医師の発表の機会が多くなるように組ませていただきました。

6月梅雨の時期の開催となりますが、肥前佐賀の地で実りある学会になるように努力しますので是非ご参集いただき、また佐賀の食と文化にも触れていただきたいと存じます。参加してみて、喋ってみて、見て聞いてみて、勉強したような気がして、飲んで食べて満足できるような時間を共有できたら幸いと存じます。

第101回日本消化器内視鏡学会九州支部例会

第101回日本消化器内視鏡学会九州支部例会
会長 野田 隆博
唐津赤十字病院 内科

時下、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度、第101回日本消化器内視鏡学会九州支部例会の会長を務めさせて頂くことになり、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いでございます。このような機会を与えて頂きました前支部長松井敏幸先生ならびに現支部長村上和成先生、幹事・評議員の先生方に深謝致します。

例会は平成28年6月24日(金)-25日(土)、佐賀市ホテルグランデはがくれにて開催致します。本会は佐賀大学一般・消化器外科能城浩和教授が会長を務められます第107回日本消化器病学会九州支部例会と合同開催であり、協力して鋭意準備中です。

本会のテーマは『消化器病学の発展と継承』とさせて頂きました。消化器内視鏡学会九州支部例会も101回目となりました。これまで九州の地で築き上げられてきた輝かしい業績・伝統を継承し、200回に向けた新たな発展の第一歩となる会にしたいと考えております。

例会では、佐賀大学内科藤本一眞教授に教育講演を賜る予定です。また、主題と致しまして『内視鏡と抗血栓剤』『image enhanced endoscopy』の2つのテーマを準備しております。臓器横断的なテーマと致しましたので、臨床・研究の専門に関わらず多くの先生方に関心を持っていただけるものと思います。九州支部から始まりました研修医発表・専修医発表も全国的に高い評価を得、支部例会には無くてはならない部門としてしっかりと定着致しました。若い医師達に消化器病学・内視鏡学に興味を抱いてもらう重要な機会であり、諸先輩方のご指導のもと一人でも多くの若手医師に参加して頂ければ幸いです。

何分非力ではございますが、皆様に少しでも裨益する例会とすべく努力する所存でございますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。